ルネッサンス様式を基調とした鉄筋コンクリート造の川崎銀行本店は、大正10年に起工され、6年間の工期を費やして昭和2年に竣工されました。設計者は、ドイツのベルリン工科大学で学んだ矢部又吉です。現在は、正面左側角の外壁部分が明治村へ移築されています。
明治40年に京都の河原町通りに建てられた教会で、中世ヨーロッパのロマネスク様式を基調としています。一階はレンガ造、二階は木造で、屋根に軽い金属板が利用されるなど、地震の多い日本に配慮した構造を備えています。当時、二階は会堂、一階は日曜学校や幼稚園として利用されていました。